oodahigashisoのブログ

島根県大田市内浄土真宗本願寺派の3つの組(そ)【大田、石東、三瓶】42のお寺が合併して、「大田東組」が誕生しました。

2018人権と平和のつどい 安次嶺雪音さん

大田東組 社会広報部事業「平和と人権のつどい」
~上映会「いのちの森 高江」と安次嶺雪音さんトークショー~
とき:2018年9月1日(土)  18:30~
場所:大田あすてらす 3F研修室
参加者:47名
ドキュメンタリー映画「いのちの森 高江」のナレーションはこんな言葉で始まりました。
「国と機動隊に占拠された集落がある。沖縄、東村高江である」
「“やんばる”と呼ばれる東村を含む沖縄本島北部は、低い山々を照葉樹林が覆っている。その森には、国の天然記念物やこの地域だけにしか生息していない固有種など、多様ないのちがあふれている。そこは沖縄の人々のいのちをつなぐ酸素供給の森であり、水源地でもある」東村高江は、那覇から北へおよそ100キロ、人口150人ほどの小さな集落です。そこに、全国から集められた機動隊員数百名が、ヘリパッド建設に反対する人々と対峙している。それは、現代の日本で起きていることとは思えない光景でした。
 同じ日本でこんな現実があるとは、映像を見て初めてわかったことがたくさんありました。
 約1時間の上映の後、安次嶺雪音(あしみねゆきね)さんのお話が始まりました。オスプレイが日に何度も何度も上空を飛び交い、夜の11時頃まで、演習によるプロペラのパタパタという音が鳴り響きゆっくり寝ることもできない。
 その後は質問タイムでした。今の状況はどうなのか、敵対するより相手旨く巻き込むこと、そして自分たち沖縄県民が一つにつながることの大切さをしっかりと語っていただきました。参加者47名のうち僧侶は10人ちょっとという寂しい参加率でした。
 高江に行くことはできなくても、この映画を多くの人と一緒に見て、理解と共感を深めていくことができ、それぞれ熱い思いをお土産にお持ち帰りになりました。
 軽減措置という名目で基地を移転させても、次の移転先住民は自分たちと同じ思いをすることになる。そんなことにしてはいけない、熱く語る安次嶺さんの目には涙もあふれました。

 アメリカのいいなりになりがちな日本。政治家は未来の子供たちに果たしていい贈り物ができるでしょうか。 (みかめ)