oodahigashisoのブログ

島根県大田市内浄土真宗本願寺派の3つの組(そ)【大田、石東、三瓶】42のお寺が合併して、「大田東組」が誕生しました。

平和と人権のつどい 9.12 

2019年9月12日(木) 開演:午後6時30分
講師は、中山千夏さん
 登壇するやいなや、「どうもー、じゃりン子チエです!」。70名の参加者は、大阪出身、端役から子役スタートして活躍し歌手、タレント、国会議員をつとめた人のお話の中に吸い込まれていきました。参議院議員を一期で身を引いた理由は、個人的には反対でも大きな勢力に妥協しなければならない、派閥のしがらみや清濁をあわせ呑む政治家としてのあり方に嫌気がさしたとのこと。
 「嫌なことが嫌と言える」市民運動の中で原発問題や身近で起こる課題解決のために仲間と手を携えて、今を生きていらっしゃるエネルギーのすごさを感じました。
中山さんは、「人権」という言葉について、世界人権宣言には義務のことなんか何も書かれていないのに、日本の「権利を主張するならまず義務を果たせ」という考えに疑問を持たれたようです。英語で「人権」は、human rights 、rightsには「ただしい」という意味があること。「人権」とは「人間として正しいこと」。何か義務を果たさないと得られないものではなく、全ての人間が当たり前に持っているもの、と強調されました。訳語として明治時代に作られた「人権」。すべての人が持ついのちが大切にされる社会とは、を考える良い機会となりました。
 終始笑顔で聴衆を飽きさせない素敵なお話でした。たくさんの皆さんにお出かけいただき、ありがとうございました。本もたくさん購入していただきました。

 
(つぶやき:お忙しかったでしょうか、東組内の僧侶の皆さんの   ご参加が少なく、残念でした。)

大田東組「平和と人権のつどい」ご案内

 

 中国地方の梅雨明けが宣言されました。これから暑い夏の始まりです。体調には十分お気を付けてお過ごしください。
 さて、大田東組社会広報部からのお知らせです。
 来る9月12日(木)午後18:30より、大田市民会館中ホールを会場に、作家であり、元俳優、元参議院議員の経歴をお持ちの「中山千夏さん」をお迎えしてお話を伺います。お話のテーマは、「女性と人権」です。皆様お誘い合わせの上、ご来場いただきますようごあんない申し上げます。なお申込は、各お手つぎのお寺もしくは大田町正蔵坊までご連絡くださいませ。
                                  携帯電話 090-8719-3558
                                   FAX 0854-82-1463

教区同朋社会研修会が終わりました

 児童養護施設光明童園は、「和顔愛語(わげんあいご)」をスローガンとしています。「和顔愛語」をわかりやすく表すと、「笑顔と思いやり」です。子ども達と職員と、笑顔と思いやりにあふれた日々を過ごしていきたいと思っています。

 光明童園 (こうみょうどうえん)のホームページには、この日お話をいただいた施設長、堀浄真(ほり じょうしん)さんのご挨拶が載っています。
 子どもたちがどのようないきさつで施設入所するようになったのか、施設の中でどんな生活を送っているのか、普段私たちが知り得ないさまざまな事象についてお話をいただきました。
つまづいて「痛い」と泣く子どもに、
「痛いね」とその「痛み」を共感し 心を受け入れる
一度も共感してもらえなかったら、その「痛み」は心に残ってしまう。やがて、心の中が痛みや悲しみ、寂しさで一杯になってしまい、ある日、器をひっくり返して空にするかのように、大きな問題(事件)を起こしてしまう。。。。。。。
受容(じゅよう)<受け入れること、取り入れること>の大切さを強く感じました。
 紹介しきれないほどのたくさんの資料を用意していただきました。本願寺派の僧侶であり、社会福祉士の資格をお持ちのご講師は、私たちに分かり易いことばで、分かり易い表現で語ってくださいました。お話の最後に流された「いのちの理由」(作詞・作曲 さだまさし)♪ 私が 生まれてきたわけは。。。。。 ♪ は印象的でした。  文責(み)

山陰教区同朋社会研修会のご案内

○期日 2019年7月17日(水) 
   12:30 受付    15:00 質疑
   13:00 開会式   15:20 閉会式
   13:15 講義    15:30 解散
○会場 あすてらす (島根県立男女共同参画センター)
    <大田市駅前>
○講師 堀 浄信 (児童養護施設 光明童園 施設長)
○演題 「貧困の克服に向けて 子供たちを育むために
       ~児童養護施設の活動を通して~」
○参加費 500円 受付でお支払いください。

高林寺 宣教会法座のご報告

 富山 高林寺ご住職より宣教会法座の寄稿をいただきました。皆さまにご紹介いたします。

 本年、50年振りほどに高林寺でも宣教会法座を持ちました。ただし単独開催する力は既に過ぎ去り、降誕会との併修とさせていただきました。この度は隣寺である川合町・善性寺さまから多数のご参拝をいただき、賑やかに宗祖ご誕生をお祝いできました。
さて手元に「宣教会創立110周年記念法話集」があり、長文ですが引用させていただきます。(著者註:2017年9月30日発行の『宣教会創立11周年記念法話集 いま遇うことを得たり-宗祖親鸞聖人の言葉―』より引用)
【島根県の石見地方で当初、東部を中心として創まった、聞法・伝道グループ「宣教会」が、本年で創立110周年を迎えます。
1908(明治41)年、会の結成を熱く呼び掛ける「檄文」(『宣教会記録誌』第1号冒頭に掲載)には、「自信教人信の祖訓に則り」の一文が置かれています。また、現行の会則第1条(目的)も、「自信教人信の大義に基づき」の一文から始められています。宣教会は「自信教人信」こそいのちです。この五字が、宣教会一一〇年の長い歴史を貫き、宣教会の現在を支えている根本精神です。~以下略~<宣教会代表幹事 浜田組 光現寺 菅 和順氏の文より抜粋>
 ともかく高林寺でも降誕会に併催としてではありましたが「宣教会」を開かせていただきました。写真は本堂の様子です。人口減、世帯減が想定の範囲を大幅に超えて急速に進んでいます。今やらなければ、未だに真実への目覚めが無いかもしれません。ともに聞かせていただきましょう。                    (文責・菅原俊軌)