平和と人権のつどい 9.12
2019年9月12日(木) 開演:午後6時30分
講師は、中山千夏さん
登壇するやいなや、「どうもー、じゃりン子チエです!」。70名の参加者は、大阪出身、端役から子役スタートして活躍し歌手、タレント、国会議員をつとめた人のお話の中に吸い込まれていきました。参議院議員を一期で身を引いた理由は、個人的には反対でも大きな勢力に妥協しなければならない、派閥のしがらみや清濁をあわせ呑む政治家としてのあり方に嫌気がさしたとのこと。
「嫌なことが嫌と言える」市民運動の中で原発問題や身近で起こる課題解決のために仲間と手を携えて、今を生きていらっしゃるエネルギーのすごさを感じました。
中山さんは、「人権」という言葉について、世界人権宣言には義務のことなんか何も書かれていないのに、日本の「権利を主張するならまず義務を果たせ」という考えに疑問を持たれたようです。英語で「人権」は、human rights 、rightsには「ただしい」という意味があること。「人権」とは「人間として正しいこと」。何か義務を果たさないと得られないものではなく、全ての人間が当たり前に持っているもの、と強調されました。訳語として明治時代に作られた「人権」。すべての人が持ついのちが大切にされる社会とは、を考える良い機会となりました。
終始笑顔で聴衆を飽きさせない素敵なお話でした。たくさんの皆さんにお出かけいただき、ありがとうございました。本もたくさん購入していただきました。
(つぶやき:お忙しかったでしょうか、東組内の僧侶の皆さんの ご参加が少なく、残念でした。)
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